2004年11月29日

体の贈り物


体の贈り物
著者名:レベッカ・ブラウン(著)
     柴田元幸(訳)
出版社:新潮社
出版年:2004.10
ISBN :9784102149317



末期エイズ患者とケアワーカーの話、と要約しづらい話。柴田君もあとがきで書いているように「そういうのはちょっとなあ」と思っている人にこそお薦めしたいです。ノンフィクションっぽいけど実はきっちり小説。一編一編うまいです。反センチメンタル、でも心に沁みる、の見本だな。
(★★★)
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2004年11月21日

capeta 6


capeta(カペタ) 6
著者名:曽田正人(著)
出版社:講談社
出版年:2004.11
ISBN :9784063349375



曽田正人といえば、「シャカリキ!」(自転車)「め組の大吾」(消防士)「昴」(ダンサー)と、
とにかく天才を描く!漫画家ですが、今回も天才カートレーサーの物語です。
ただ、ギリギリのところまで己を磨く、そのために人や自分を傷つけることをいとわない、
といった狂おしさは抑え目で(大吾や昴ちゃんはキツかった)、
比較的のほほんとした感じなので、肩がこらず楽しく読めます。
お話もこちらはきちんと進んで、中学生になった勝平太くんと愉快な仲間たち、
そしていまだ対決のないライバルと、キャラクターも魅力大です。

こうやって、新刊を楽しみに待って買うマンガがあることが、幸せだなーと思います。
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

センセイの鞄


センセイの鞄
著者名:川上弘美(著)
出版社:文芸春秋
出版年:2004.09
ISBN :9784167631031



えーと、とても面白い、一つ一つの話が。センセイは相当老齢ですがお酒の飲み方などにいちいち作法があって、艶があるお方です。一方ツキコさんは、なんと言うかちょっと身を持ち崩している感じ(違う?)。軽妙かつ気持ちの良い文で、おいしそうなものがたくさん出てきます。実は結末には納得行ってないんだけど。恋愛ものとしては。
(★★)
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2004年11月20日

リアル 4


リアル 4
著者名:井上雄彦(著)
出版社:集英社
出版年:2004.11
ISBN :9784088766959



年に一度のお楽しみ。ずっと書き続けてくれて、ありがたいですねえ。

しかし、4巻に至っても、話はまったく進んでいません。
清春君のこれまでがすべて明るみに出ましたけど。
車椅子バスケマンガ以前に人間ドラマです。
はたして次巻あたりでは、高橋君(今回出番なし)は車椅子バスケを始めるのか??
そして野宮君はどうなる??
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

2004年11月13日

黒祠の島


黒祠の島
著者名:小野不由美(著)
出版社:祥伝社
出版年:2004.06
ISBN :9784396331641



小野不由美ファンの相方は不服そうでしたが、推理小説としては十分楽しめますよ。「屍鬼」のスケール感には比べるべくもないですが。おどろおどろしいイントロに対して、むしろ爽やかとも言える読後感です。この人には常にマイノリティーへの共感、がありますよね。電車の遠出などにどうぞ。
(★★)
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2004年11月10日

熊の敷石


熊の敷石
著者名:堀江敏幸(著)
出版社:講談社
出版年:2004.02
ISBN :9784062739580



予想より面白かったです。「いかにも芥川賞」だけど、いやみがなくてユーモアもそこはかと。でも字が大きい!もう一編入っていたらよかったのに。砂浜の話は「バナナ魚日和」を思い出しました。
(★★)
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2004年11月08日

裁判官はなぜ誤るのか


裁判官はなぜ誤るのか
著者名:秋山賢三(著)
出版社:岩波書店
出版年:2002.10
ISBN :9784004308096



裁判官、弁護士ともに経験された著者の語る「冤罪」の構造。とても平易な、親しみやすい文章ですが、刑事事件のあり方には深い懸念が伺えます。特に「痴漢事件」に何度も言及されていますが、まあこれは難しい問題ですな。刑事裁判に興味のある方はぜひ。
(★★★)
posted by 浮村眠 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ