2005年08月31日

空中庭園


空中庭園
著者名:角田光代(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2005.07
ISBN :9784167672034



映画化(もめてますが)された話題作にチャレンジ。えーと、「グッドラックららばい」に似た構成ですが、もっとずっと粘着質。そもそも祖母と母の関係から始まった、一見平和でなんともけったいな家族像です。しかし人間ってこんなに内外の差が激しいものかな?歳をとるにつれ、そこに意味を見出せないんですが。
(★★)
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2005年08月18日

ジョイ・ラック・クラブ


ジョイ・ラック・クラブ
著者名:エィミ・タン(著)
     小沢瑞穂(訳)
出版社:ソニーマガジンズ
出版年:2005.04
ISBN :9784789725286



相方に薦められ、角川文庫の古本で読みましたが、ヴィレッジブックスから復刊したようです。中国からアメリカに渡った母そしてアメリカ人として生きる子が語るお話ですが、構成もよく、読ませます。映画になったなあと思ったら10年以上前でびっくり。
(★★)
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父と暮らせば


父と暮らせば
著者名:井上ひさし(著)
出版社:新潮社
出版年:1998.05
ISBN :9784103023265



「夕凪の街 桜の国」にシチュエーションは似ていますが、戯曲という形式をうまく使ったユーモアのある会話にしみじみします。やっぱり広島弁がなつかしい。昔は気づかなかったけど、なまっているよねえ、広島の人。
(★★★)
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2005年08月09日

PAY DAY!!!


PAY DAY!!!
著者名:山田詠美(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.08
ISBN :9784101036229



「ぼくは勉強ができない」はかなり好きだったのに、先日の「放課後の音符」まで遠ざかっていたのですが,、この話題作を読んで、山田詠美はすごく誠実な話を書く人だ、ということがわかりました。9.11を超えて、スイートなティーンがいとおしい1冊です。
(★★)
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2005年08月08日

夕凪の街 桜の国


夕凪の街桜の国
著者名:こうの史代(著)
出版社:双葉社
出版年:2004.10
ISBN :9784575297447



美しく、優しい絵の短中編が3つ。
懐かしい広島弁。

静かに深い読後感を残します。
でも、「怖く」ないですよ。ホント。むしろ軽やか。
気になった方にはぜひ読んでほしいです。

一節だけ引用。

いまだにわけが わからないのだ
わかっているのは「死ねばいい」と
誰かに思われたということ

原爆も、テロも、空爆も、生き残った人に、そんな思いをさせている。
胸を衝かれました。
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2005年08月07日

死亡推定時刻


死亡推定時刻
著者名:朔立木(著)
出版社:光文社
出版年:2004.07
ISBN :9784334924362



登場人物は少し紋切り型で、「設例」っぽい感じがしてしまうのですが、別件(になるのかな?)逮捕・勾留から、供述調書が作り上げられていくさまはまさに圧巻。
完全なフィクションに沿って証拠がそろえられ、判決が下されてしまう…。恐ろしい。
そこに悪意はなくとも、思い込みや保身や処罰感情が絡み合って「冤罪」が生まれるんですね。
以前読んだ「裁判官はなぜ誤るのか」も思い返しました。
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