2005年10月31日

ショートカット


ショートカット
著者名:柴崎友香(著)
出版社:河出書房新社
出版年:2007.03
ISBN :9784309408361



柴崎友香はいいなあ。というのは私が大阪で青春(!)を過ごした女だからでしょうか。終バスの赤いランプ、狂言回し「なかちゃん」、「パーティにも着ていけ」る服(パーティ行かんやん)、どれもくっきり浮かぶなあ。男性陣の意見も聞きたいところですが、小恋愛の呼ぶ小奇跡がいい感じなのです。
(★★)
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2005年10月25日

ファイティング寿限無


ファイティング寿限無
著者名:立川談四楼(著)
出版社:筑摩書房
出版年:2005.08
ISBN :9784480421203



落語にボクシングの二刀流というから驚きです。減量や試合の様子が(リアルかはわからないけど)臨場感たっぷりで引き込まれます。そして色物芸人と言われ憤る主人公の、あくまで本職は落語家との意地。心酔する師匠をはじめ兄弟子もトレーナーもみんないい奴過ぎますが、さわやかで楽しめました。しかしヒロインはありがちなキャリア女性で魅力薄だぞ。(ひがみ?)
(★★★)
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夜の果てまで


夜の果てまで
著者名:盛田隆二(著)
出版社:角川書店
出版年:2004.02
ISBN :9784043743018



札幌が舞台でもやっぱり暑苦しい。ヘタレ北大生がある出会いをきっかけに、悪く言えば堕落、よく言えば自分の人生を取り戻す物語です。主人公が骨抜きになる人妻のご主人と息子のキャラクターがいい。とくに主人の人柄は迫力で、このへんの造形に手を抜かないのはさすがですな。佐藤正午の解説もお得(小説みたい)。
(★★)
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深尾くれない


深尾くれない
著者名:宇江佐真理(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.10
ISBN :9784101199221



これはアカンやろ…。どうもこの人、実在の人物伝は合わない気がするんですが。剣豪角馬さんが奇矯に過ぎるからかもしれないけど、とにかく殺伐としています。牡丹の花もいっそグロテスク。それが狙いなのかなあ。最後だけちょっと救われますが、全体的に乱暴な印象。
(★)
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2005年10月04日

電子の星


電子の星
著者名:石田衣良(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2005.09
ISBN :9784167174095



おお、ちょうど1年前に前作を取り上げたIWGPシリーズ。もう続きはいいかなとも思いましたがつい購入。読んだらやっぱりそれなりに面白い。表題作はあんまりにも粗い話ですが。着実に年を取っていくので、マコトくんはともかくタカシくんの今後がちょっと心配。少し窪塚くんとダブったりして。
(★)
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鳶がクルリと


鳶がクルリと
著者名:ヒキタクニオ(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.09
ISBN :9784101358321



会話が平板とかキャラクターが極端かつステレオタイプとか、突っ込みどころはいっぱいですが、読後感は良かったです。とび職の勉強になります。ディベートにだけ強い総合職という指摘は辛らつですね。学者のお父さんが好印象。
(★★)
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