2008年06月18日

いつか、僕らの途中で


いつか、僕らの途中で
著者名:柴崎友香(著)
     田雜芳一(著)
出版社:ポプラ社
出版年:2006.02
ISBN :9784591091494



これも図書館より。
うーんほめすぎかい?とも思うけど,これもよかったな〜。
まあお話はあってないようなもんですが(相方は「オチがない」と),
要は就職で遠距離恋愛になった人々の往復書簡です。
しかし,田雜氏による絵が素晴らしい。若い人なんだなあ。
修学旅行の引率でやってきた彼氏を三条のスタバで待つ彼女。いい感じです。
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フルタイムライフ


フルタイムライフ
著者名:柴崎友香(著)
出版社:マガジンハウス
出版年:2005.04
ISBN :9784838715756



図書館より。
この人のすごいのは,読んでいるとウソみたいにくっきりと情景が浮かんでくるところ。
工場周辺の昔使ってたレールとか,電車(近鉄かな)から見える景色とか。
まあ私が土地勘があるのも大きいのかもしれませんが,道修町あたりの感じもいい。
「フルタイム」で働き始めた芸大出の女の子が,オフタイム・オンタイムで見聞き・体験する
物語。相変わらずの良い手触りです。
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たまちゃんハウス 3


たまちゃんハウス 3
著者名:逢坂みえこ(著)
出版社:集英社
出版年:2008.05
ISBN :9784088654768



相方購入。
いや〜厳しい展開ですよ。
逢坂さんは甘ちゃんに厳しいからなあ。
たまちゃんと一緒にへこむ私。ちょっと逆ギレしつつ。
番外編の「親子酒」は最高,「蛇含草」は怖すぎです。
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とめはねっ! 3


とめはねっ! 3
著者名:河合克敏(著)
出版社:小学館
出版年:2008.04
ISBN :9784091513175



おお,忘れてました。
合同合宿でますますスポーツマンガっぽいです。
帯で藤田和日郎氏が「河合克敏のマンガは楷書のマンガ」と言ってますが
まさにその通りだと思います。うんちくも織り交ぜつつ。
絵もうまいですよねー。上條淳士のアシスタント時代からおっさん顔うますぎ。
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おおきく振りかぶって Vol.10


おおきく振りかぶって Vol.10
著者名:ひぐちアサ(著)
出版社:講談社
出版年:2008.05
ISBN :9784063145045



前巻に引き続き花井くん大フィーチャー。いや〜厳しい。厳しっす監督。
三橋くんとの関わりがポイントとなるのはさすがにうまい。読み応えがありました。
それにしても全然サワヤカじゃないよね,西浦(笑)。
相手の方がよっぽど爽やか。このへんのシビアさがこのマンガの背骨だと思います。
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よにんぐらし 4


よにんぐらし 4
著者名:宇仁田ゆみ(著)
出版社:竹書房
出版年:2008.05
ISBN :9784812468265



こちらは完結。
プールに行きたくてもなかなか行けない,というのはありそうな話ですな。
弟夫妻の子育てもなかなかいい感じ。
番外がこれまでは過去の話だったのに,未来なのも最終巻ぽくっていい。
がんばれコタローくん!
posted by 浮村眠 at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

うさぎドロップ 4


うさぎドロップ 4
著者名:宇仁田ゆみ(著)
出版社:祥伝社
出版年:2008.05
ISBN :9784396764340



知りませんでしたが第1部完結だったんですね。
ワーキング家庭で一番問題となるらしい,子供の体調不良&親の体調不良が
取り上げられていて,あいかわらずちゃんとしたマンガだなあと思いました。
独身会社員が遠くに感じている父親,母親の役割が,実は地続きなんだよ,
とのメッセージが優しい。うん,世界が違うと区切るのは良くないですね。
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2008年06月11日

四畳半神話大系


四畳半神話大系
著者名:森見登美彦(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.03
ISBN :9784043878017



森見くんです。2作目ですね。前作同様主人公はどないもこないもの京大生。
そして解説にもあるとおり前代未聞の「コピー&ペースト小説」(笑)。
ちょっとうざったいものの,じわじわスピードアップし,
なんだかすごい無理やりな収束の力技には素直に感服。4話は緊迫感すら覚えました。
解説(佐藤哲也)もよかった。
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東京奇譚集


東京奇譚集
著者名:村上春樹(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.11
ISBN :9784101001562



相方購入。
なんとなく昨年から今年にかけて,我が家は村上春樹ブーム。
「羊をめぐる冒険」(大好きだ)「ダンス・ダンス・ダンス」も最近読み返したりして。
これは短編集ですが,1話目はかなりよい。2話目もいい感じです。
しかし,だんだんなんじゃそらーという話が増えてきます。
不思議なことが起こるのはいいんだけど,その処理がなんか適当に思える(すみません)。
「スプートニクの恋人」の時も思ったけど。
でも1,2話目だけでも満足感はありました。文体は変わらず気持ちいいです。
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2008年06月05日


著者名:佐藤正午(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.01
ISBN :9784048737258



祭りの続き,ということで図書館から貸し出し。
これまた大好きな「ジャンプ」以来の長編です。

いや〜しかし,今回はかなり黒い。ブラック。
今度の「僕」は作家ですが,かなりのダメ人間です。
もう一人主役級の男が出てきて,「僕」の正反対だと言われてますが
こいつはこいつでまたダメダメ。
あと,正午氏真骨頂の怖い女は秀逸です。笑っちゃうよなあ。
全体として皮肉が利きすぎてる印象ですが,読ませる力はさすがです。
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posted by 浮村眠 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

象を洗う


象を洗う
著者名:佐藤正午(著)
出版社:光文社
出版年:2008.04
ISBN :9784334744106



「ありのすさび」に続くエッセイ集。
構成の妙もさることながら,文体に浸ってしまいます。

エッセイの中でのポイントは1994年の佐世保大渇水でしょう。
なにせ途中で小テストも出てくるくらいです。
あのときは福岡も給水制限してたし,須磨離宮の噴水も止まってたよなあ。

また,その時々の新刊についてのエッセイも入っているので,ついそれも引っ張り出して読んじゃう。
佐藤正午祭りでございました。

この時期の単行本は「取り扱い注意」「バニシングポイント」「カップルズ」などですが,
「カップルズ」には大渇水が取り持った編集者と作家の縁,という話があって
まるで実話のようだけど,違うんでしょうなあ。相変わらずうまいのです。
「バニシングポイント」も連作集ですが,これも久々に読んでうなる。

今も黙々と象を洗い続ける(村上弘明のアリナミンVのCM,懐かしい)正午氏。
ついていきます。
posted by 浮村眠 at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ