象を洗う 著者名:佐藤正午(著)
出版社:光文社
出版年:2008.04
ISBN :9784334744106
「ありのすさび」に続くエッセイ集。
構成の妙もさることながら,文体に浸ってしまいます。
エッセイの中でのポイントは1994年の佐世保大渇水でしょう。
なにせ途中で小テストも出てくるくらいです。
あのときは福岡も給水制限してたし,須磨離宮の噴水も止まってたよなあ。
また,その時々の新刊についてのエッセイも入っているので,ついそれも引っ張り出して読んじゃう。
佐藤正午祭りでございました。
この時期の単行本は「取り扱い注意」「バニシングポイント」「カップルズ」などですが,
「カップルズ」には大渇水が取り持った編集者と作家の縁,という話があって
まるで実話のようだけど,違うんでしょうなあ。相変わらずうまいのです。
「バニシングポイント」も連作集ですが,これも久々に読んでうなる。
今も黙々と象を洗い続ける(村上弘明のアリナミンVのCM,懐かしい)正午氏。
ついていきます。
