2008年10月02日

ネバーランド


ネバーランド
著者名:恩田陸(著)
出版社:集英社
出版年:2003.05
ISBN :9784087475777



続けて恩田さん。相方購入(古本100均)。
全寮制の高校に,冬休みなのに居残る少年たちのお話。
まるっきり「飛ぶ教室」でございます。
あるいは「ナチュラル」(成田美名子)の青森合宿。
当然帰省しないことにいろいろと事情があって,それが
ちょっとしたミステリー,心理戦になってくると。
ま,その事情も,あーそれどっかで見たぞというものですが。
けっこうみな素直にしゃべりだすのが,高校生らしくっていいですね。
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2008年10月02日

Q&A


Q&A
著者名:恩田陸(著)
出版社:幻冬舎
出版年:2007.04
ISBN :9784344409361



相方購入。
恩田さんは「夜ピク」以来2冊目。
えーと,大型ショッピングモールで起きた事故の聞き取りから始まり,
いろんなシチュエーションの会話で章が進む,という構成。
最初はかなり緊迫感がありますが,だんだん話が拡散していき
(それが狙いなのかもしれませんが),オチもあるようなないような,
でも後味は確実に悪い,そういう小説です。
売れっ子脚本家の話とか,会話の文章はうまいですよやっぱり。
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2008年09月26日

その街の今は


その街の今は
著者名:柴崎友香(著)
出版社:新潮社
出版年:2006.09
ISBN :9784103018315



図書館より。
む〜どんどんうまくなってる気がする。単に好きなだけ?
大阪の古い写真や映像を見るのが好きな女の子(といってももう28)のお話ですが,
ライブ会場や路地の感じなど,相変わらず描写が冴えまくってます。
無口な年下くんもいい。
そしてこれまた鮮やかな描写のラスト。
なんかちょっと大物感漂ってきたな〜(さすが芥川賞候補)。
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2008年09月26日

アヒルと鴨のコインロッカー


アヒルと鴨のコインロッカー
著者名:伊坂幸太郎(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.12
ISBN :9784488464011



ひさびさ伊坂くんにチャレンジ。
タイトルもいいし,創元だし,映画の評判も良かったし。

ほぉ〜そうきたか,といつもながらにまず感心。
構成だけが一人歩きすることもなく,物語として面白かったです。
登場人物に感情移入してると,ちょっとさびしいことになりますが…。
ただ,個人的にはこの人の倫理観とはどうしても相容れない。
どの本を読んでも結局同じような違和感を持ってしまいます。これはしょうがないね。

にしても,どういうふうに映画化したのか,興味がありますね。見てみよう。
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2008年09月18日

賢者はベンチで思索する


賢者はベンチで思索する
著者名:近藤史恵(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.06
ISBN :9784167716035



「サクリファイス」(未読。楽しみにしてます)の作者として名前を知りましたが,
あら,かなりのキャリアの持ち主なんですね。知りませんでした。
フリーターと老人という異色コンビによる日常の謎系(好きだねえ)で,
そこそこひねってて面白く読めますよ。
読後感もいいし。犬好きにはなおいいかも。
ただ,老人にまつわる設定はちょっと疑問を感じないでもない…。ま,いいか。
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2008年09月18日

リボルバー


リボルバー
著者名:佐藤正午(著)
出版社:光文社
出版年:2007.12
ISBN :9784334743512



いやー,映画化までしたこんな代表作を読んでいなかったとは。
佐藤正午ファンを名乗れませんね。
確かに時代がかっているんですが,今読んでも十分おもしろいですよ。
うまいし。まあ知りたいことを調べるのに,今どきの高校生は図書館には行かないでしょうが…。
ともあれ堪能しました。
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2008年09月09日

親不孝通りディテクティブ


親不孝通りディテクティブ
著者名:北森鴻(著)
出版社:講談社
出版年:2006.08
ISBN :9784062754743



相方の本棚より。
おそらく「ご当地もの」セレクトと思われます。
屋台バー店主と結婚相談所調査員の幼なじみが街の探偵として活躍?するというお話。
調査員があまりにもバカっぽく描かれているのが気の毒ですが,おおむね楽しく読めます。
しかし最後にはえらいハードボイルド(というか犯罪)なことになり,びっくり。
この人の本を他に読んだことがないのですが,うーん,ちょっと雑な感じがしましたね。
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2008年09月09日

虚空の旅人


虚空の旅人
著者名:上橋菜穂子(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.07
ISBN :9784101302751



相方購入。
おお,「守り人」ではなく「旅人」なのね。
確かに女主人公はでてきません。チャグム王子南行の巻。
よその国の政争や風俗に驚く姿も,ずいぶん立派になったもんです。
大きな衝撃はなかったものの,女系支配の政治システムなど,興味深く読みました。
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2008年08月26日

霧ふかき宇治の恋


霧ふかき宇治の恋 上
著者名:田辺聖子(著)
出版社:新潮社
出版年:1993.11
ISBN :9784101175225


霧ふかき宇治の恋 下
著者名:田辺聖子(著)
出版社:新潮社
出版年:1993.11
ISBN :9784101175232



田辺版宇治です。
登場人物が絞られて,まさに連ドラのような愛憎劇が繰り広げられます。
ジャコウジカのような青年(源氏の子供と思われてるけど実は違う)と,
それに対抗する香水オタクの皇子(実は源氏の孫)の二人にほんろうされまくる女性陣。
特に皇子の軽薄さには真剣に怒ってしまいます。なんやねん自分…。
ジャコウジカ(薫君)も堅物のふりして執念深いし。こうなるととにかく優しかった源氏が懐かしい。
うーむ,作者の思うつぼ?!
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2008年08月06日

新源氏物語


新源氏物語 上
著者名:田辺聖子(著)
出版社:新潮社
出版年:1984.01
ISBN :9784101175140


新源氏物語 中
著者名:田辺聖子(著)
出版社:新潮社
出版年:1984.01
ISBN :9784101175157


新源氏物語 下
著者名:田辺聖子(著)
出版社:新潮社
出版年:1984.01
ISBN :9784101175164



千年紀?ということで,世間の流行に乗ってみました。
「あさきゆめみし」以来,20年ぶりぐらいでしょうか(宇治編は読んでいない)。
筋はだいたいマンガで覚えていましたが,やはり文章なので書き込みがいろいろと面白い。
音楽とか絵の趣味とか,衣装の色合わせとか,式部さんのセンスを感じますね。
もちろん田辺聖子さんのフィルタがかかっていて,そこはかとないおかしみがよいです。
しかし,源氏の守備範囲広すぎの色好みには呆れますなあ。
でも,たまにフラレていて面白い。そりゃそうだろ,けっこううざいもの。
田辺版宇治も読んでみます。
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2008年07月30日

アメリカン・デス・トリップ


アメリカン・デス・トリップ 上
著者名:ジェイムズ・エルロイ(著)
     田村義進(訳)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.08
ISBN :9784167705527




アメリカン・デス・トリップ 下
著者名:ジェイムズ・エルロイ(著)
     田村義進(訳)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.08
ISBN :9784167705534



これは,正真正銘初読。
「タブロイド」の直後から始まっております。
主人公は,タブロイドの生き残り2人と,ボンボン警官(ウェインジュニアくん)。
よりメロドラマチックな展開ですが,なんせ2人がかなり歳とっているので,
物悲しさが全体的に漂ってます。
そして若さを武器にして突っ走るウェインくん。どこへ行こうとしているのか。
まーとにかく血まみれの人生&世相ですよ。怖ろしい時代だったのねえ。
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2008年07月15日

アメリカン・タブロイド


アメリカン・タブロイド 上
著者名:ジェイムズ・エルロイ(著)
     田村義進(訳)
出版社:文藝春秋
出版年:2001.10
ISBN :9784167527884




アメリカン・タブロイド 下
著者名:ジェイムズ・エルロイ(著)
     田村義進(訳)
出版社:文藝春秋
出版年:2001.10
ISBN :9784167527891



ぜったい読んだことがあるのですが,読み始めても,なかなか筋を思い出せない。
ところどころ,あ,知ってるというところが出てきますが,結末もへ―,という感じでした。
つまり,まったく覚えてない…。
なんだかまたしても読書の意味を問われております。
でも,すごい面白かったです。
前に読んだときはLA4部作を読んだ直後だったし,感慨が薄れていたのかも。
60年前後の情勢にかますドハッタリ,十分の読み応えです。

以下に忘れないように内容メモ。続けて次作を読むので。
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2008年07月04日

東京バンドワゴン


東京バンドワゴン
著者名:小路幸也(著)
出版社:集英社
出版年:2008.04
ISBN :9784087462876



こんな名前なのに古本屋なのです。
ちょいと訳あり?の大家族のお話。
日常の謎もありつつ,のお茶の間ホームドラマです。

えーと,おもしろいですよ。続巻も文庫になったら買いそう。
だけど,ツッコミ始めるといろいろ気になってしまう。
つっこむこと自体があんまり意味がないのかもしれんなあ。と読書の意味まで考えてしまうのでした。
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2008年06月18日

いつか、僕らの途中で


いつか、僕らの途中で
著者名:柴崎友香(著)
     田雜芳一(著)
出版社:ポプラ社
出版年:2006.02
ISBN :9784591091494



これも図書館より。
うーんほめすぎかい?とも思うけど,これもよかったな〜。
まあお話はあってないようなもんですが(相方は「オチがない」と),
要は就職で遠距離恋愛になった人々の往復書簡です。
しかし,田雜氏による絵が素晴らしい。若い人なんだなあ。
修学旅行の引率でやってきた彼氏を三条のスタバで待つ彼女。いい感じです。
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2008年06月18日

フルタイムライフ


フルタイムライフ
著者名:柴崎友香(著)
出版社:マガジンハウス
出版年:2005.04
ISBN :9784838715756



図書館より。
この人のすごいのは,読んでいるとウソみたいにくっきりと情景が浮かんでくるところ。
工場周辺の昔使ってたレールとか,電車(近鉄かな)から見える景色とか。
まあ私が土地勘があるのも大きいのかもしれませんが,道修町あたりの感じもいい。
「フルタイム」で働き始めた芸大出の女の子が,オフタイム・オンタイムで見聞き・体験する
物語。相変わらずの良い手触りです。
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2008年06月11日

四畳半神話大系


四畳半神話大系
著者名:森見登美彦(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.03
ISBN :9784043878017



森見くんです。2作目ですね。前作同様主人公はどないもこないもの京大生。
そして解説にもあるとおり前代未聞の「コピー&ペースト小説」(笑)。
ちょっとうざったいものの,じわじわスピードアップし,
なんだかすごい無理やりな収束の力技には素直に感服。4話は緊迫感すら覚えました。
解説(佐藤哲也)もよかった。
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2008年06月11日

東京奇譚集


東京奇譚集
著者名:村上春樹(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.11
ISBN :9784101001562



相方購入。
なんとなく昨年から今年にかけて,我が家は村上春樹ブーム。
「羊をめぐる冒険」(大好きだ)「ダンス・ダンス・ダンス」も最近読み返したりして。
これは短編集ですが,1話目はかなりよい。2話目もいい感じです。
しかし,だんだんなんじゃそらーという話が増えてきます。
不思議なことが起こるのはいいんだけど,その処理がなんか適当に思える(すみません)。
「スプートニクの恋人」の時も思ったけど。
でも1,2話目だけでも満足感はありました。文体は変わらず気持ちいいです。
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2008年06月05日


著者名:佐藤正午(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.01
ISBN :9784048737258



祭りの続き,ということで図書館から貸し出し。
これまた大好きな「ジャンプ」以来の長編です。

いや〜しかし,今回はかなり黒い。ブラック。
今度の「僕」は作家ですが,かなりのダメ人間です。
もう一人主役級の男が出てきて,「僕」の正反対だと言われてますが
こいつはこいつでまたダメダメ。
あと,正午氏真骨頂の怖い女は秀逸です。笑っちゃうよなあ。
全体として皮肉が利きすぎてる印象ですが,読ませる力はさすがです。
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2008年06月05日

象を洗う


象を洗う
著者名:佐藤正午(著)
出版社:光文社
出版年:2008.04
ISBN :9784334744106



「ありのすさび」に続くエッセイ集。
構成の妙もさることながら,文体に浸ってしまいます。

エッセイの中でのポイントは1994年の佐世保大渇水でしょう。
なにせ途中で小テストも出てくるくらいです。
あのときは福岡も給水制限してたし,須磨離宮の噴水も止まってたよなあ。

また,その時々の新刊についてのエッセイも入っているので,ついそれも引っ張り出して読んじゃう。
佐藤正午祭りでございました。

この時期の単行本は「取り扱い注意」「バニシングポイント」「カップルズ」などですが,
「カップルズ」には大渇水が取り持った編集者と作家の縁,という話があって
まるで実話のようだけど,違うんでしょうなあ。相変わらずうまいのです。
「バニシングポイント」も連作集ですが,これも久々に読んでうなる。

今も黙々と象を洗い続ける(村上弘明のアリナミンVのCM,懐かしい)正午氏。
ついていきます。
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2008年05月26日

ゆめつげ


ゆめつげ
著者名:畠中恵(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.04
ISBN :9784043888016



「しゃばけ」シリーズ以外は初めて読みました。
おとぼけ兄ちゃんとしっかり弟の貧乏神官奮戦記,なのかなと思って
読み始めると,ちょっと違うテースト。幕末の不穏な空気と未来に脅える者と
先んじようとする者,思惑が交差してなかなか読ませます。
廃仏毀釈と若者岡倉天心の話を最近テレビで見たこともあり,ほんと
しっかり世の中を見ていないと流されちゃうな,と少しマジメに考えさせられました。
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2008年05月20日

ボクはワインが飲めない


ボクはワインが飲めない
著者名:宮藤官九郎(著)
出版社:角川書店
出版年:2008.03
ISBN :9784043725083



またこれが,そんな好きなんかいという話ですが。
うーん。好きかも。
「私は,宮藤官九郎が大好き。」と磯Pにも言われる彼ですが,
確かに家族をとても大事にしているところとか,ついほろっとしちゃいます。
また映画やるみたいですねえ。よく働くわー。
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2008年05月20日

夢のような幸福


夢のような幸福
著者名:三浦しをん(著)
出版社:新潮社
出版年:2008.02
ISBN :9784101167565



うーむ結局エッセイも買ってしまってます。そんな好きなんかいと言われそうですが。
でも面白いんだよなー。映画とかマンガに入れるツッコミに笑ってしまう。
なぜか解説が林望氏,というギャップがおかしい。

*「人生激場」収録の友人Yちゃんのつぶつぶファンタの願いが現実化しましたね。
ご本人もブログで触れてましたけど。そういうニーズがあったんだなあ。
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2008年03月15日

夢の守り人


夢の守り人
著者名:上橋菜穂子(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.12
ISBN :9784101302744



相方購入。
相方は「?」と言ってましたが,私は今までの中では,これが一番おもしろかったかな。
意外に血湧き肉躍るアクションシーン。しっかりした描写が楽しめます。
今は大御所でも若いころの迷いや悩みはずっと持ち続けている,というお話もよかった。
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2008年03月15日

サウスポー・キラー


サウスポー・キラー
著者名:水原秀策(著)
出版社:宝島社
出版年:2007.01
ISBN :9784796656719



これも「バチスタ」と同じタイミングで借りた「このミス」大賞作。
プロ野球の型破り新人があらぬ疑いをかけられて…という,私が飛びつきそうな話なのですが,
いやー。あんまりにも適当,に思える。ちょっとお怒り。
ヒロインの女優の卵とか,いまどきそれはどうなのって感じだし。
あとスーツのアオキをバカにするのもいかんぞ。
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2008年03月15日

チーム・バチスタの栄光


チーム・バチスタの栄光
著者名:海堂尊(著)
出版社:宝島社
出版年:2006.01
ISBN :9784796650793



すみません,去年の初めに読んだはず。父から借りたので今はウチにありますよ>
正直に言ってミステリの運びとか文章とかはたどたどしい感じでしたね。
やっぱり知識と臨場感で読ませるという。
主人公のさえない感じがなかなかよかったです。
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2008年02月12日

おまけのこ


おまけのこ
著者名:畠中恵(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.11
ISBN :9784101461243



今回もよかったです。(すみません適当な感想で)
解説の谷原章介さんもよかった。この人懐深いっすね。
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2008年02月12日

君を乗せる舟


君を乗せる舟
著者名:宇江佐真理(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2008.01
ISBN :9784167640088



書かないと忘れるので…
えーと,なかなか手堅いっす。次世代へのつなぎも見えますね。
ところで「かわせみ」は明治編突入らしいですな。すごい。(実は購読者)
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2007年12月17日

カラフル


カラフル
著者名:森絵都(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.09
ISBN :9784167741013



相方購入。
タイトルどおり、世界はこんなにもカラフルだ!というお話。
児童書ということもあり、仕掛けが早めにわかってしまう上、
それはいろいろと無理があるのでは(無理というか、解せないというか)、と思ったりで
乗り切れないところもあります。
でも、中学生が読むとすんなりいくのかなあ?どうなんでしょう。
構造上、森さんお得意の小心者的ドタバタが少ないのが私としては残念。
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2007年12月17日

間宮兄弟


間宮兄弟
著者名:江國香織(著)
出版社:小学館
出版年:2007.11
ISBN :9784094082180



ひさびさの江國香織、よかったです。
お得意の懐かしいコマコマしたものの描写が冴えてます。
パジャマを着て、ガウンを着て、という子ども時代、
コーヒー牛乳でできるマグカップの輪染み、
新幹線で食べるシウマイ弁当、などなど。
そして、子ども時代より今はとっても生きやすい!と思っている兄弟の切実さ。
甘いだけじゃない、ほのみえる辛らつさも良し。おお、褒めすぎか。続きを読む
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2007年11月27日

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク5


反自殺クラブ
著者名:石田衣良(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.09
ISBN :9784167174125



つるっと楽しんで書いているのがよくわかって、気持ちよく読めます。
しかし、マコトくんは遠いところまで来ちゃったねえ。
昔はストリートに事件が落ちていたけど、いまや事件が果物屋まで持ち込まれますから。
そしていろいろなことを電話一本で片付ける。やり手のビジネスマンのようです。

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2007年10月17日

逃亡くそたわけ


逃亡くそたわけ
著者名:絲山秋子(著)
出版社:講談社
出版年:2007.08
ISBN :9784062758062



相変わらずのうまい文章と話の運びで、するーっと九州縦断旅行に連れて行ってくれます。
つるっと行きすぎなのかもしれないですけどね。
方言とかめちゃうまいけど、逆に福岡ローカルじゃない感じが見えたりも。
ともあれ満足です。
★★
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2007年09月04日

私が語りはじめた彼は


私が語りはじめた彼は
著者名:三浦しをん(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.07
ISBN :9784101167558



傑作だと思います。解説の金原さんはほめすぎだと思うけど、ちょっとうなった。ある迷惑千万な学者先生をとりまく人々のお話ですが、それぞれ違うテーストで引き込まれます。この学者先生の私のイメージは熟年作家W氏だな。すいません。 (★★★)
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2007年09月04日

葉桜の季節に君を想うということ


葉桜の季節に君を想うということ
著者名:歌野晶午(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.05
ISBN :9784167733018



長距離移動用に購入。うん、楽しめました。「こういうの」にありがちな、仕掛けがわかった時の不快感(私だけ?)も少なめ。痛快、といってもよいかも。わざとらしい箇所もあるけどね。タイトルも意外と納得。 (★★)
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2007年09月04日

闇の守り人


闇の守り人
著者名:上橋菜穂子(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.06
ISBN :9784101302737



シリーズ2作目。主人公の中年女用心棒が自分の生き様に決着をつける物語、読ませます。ただ、明らかな悪者が出てくるのが少し残念。まあ確かにそういう人もいるんでしょうけどね。
★★
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2007年07月31日

side B


side B
著者名:佐藤正午(著)
出版社:小学館
出版年:2007.07
ISBN :9784094081848



競輪エッセイ集。この人の本を読むといつもそうなるように、思考が全部この文体になっちゃう。私にはワンアンドオンリーの作家です。しかし、人が賭けに負けた話はなんでこんなに面白いんだろうか。
(★★)
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2007年07月11日

精霊の守り人


精霊の守り人
著者名:上橋菜穂子(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.03
ISBN :9784101302720



相方購入。「十二国記」(祈続刊!)と並び立つと噂のファンタジーがついに文庫化。堅実な背景描写に魅力的な登場人物がはまって楽しめます。神話や祭事への冷静な視線がさすが文人学者。続きも早く読みたいなあ。
★★★
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2007年07月11日

幸福な食卓


幸福な食卓
著者名:瀬尾まいこ(著)
出版社:講談社
出版年:2007.06
ISBN :9784062756501



評判作だし映画化したし、とかなり期待。中編連作集で、最初の話は作者と同業のお父さんが抱えた過去と家族への影響を描いて秀逸。しかしそりゃないぜあんた!というラストも含め続編たちは拡散気味かな。ま、家族も他人も、どっちも大事ってことっすね。
続きを読む(ネタバレ)
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2007年07月05日

オリガ・モリソヴナの反語法


オリガ・モリソヴナの反語法
著者名:米原万里(著)
出版社:集英社
出版年:2005.10
ISBN :9784087478754



著者がモデルの少女が通うチェコのソビエト学校にいる、反語(ほめ言葉=罵声)使いの年齢不詳のダンス教師。彼女達の生き様と激しい歴史の大河物語です。運びは少しごちゃごちゃするけど十分な読み応え、そして明るさが心地よい。
★★
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2007年06月09日

蹴りたい背中


蹴りたい背中
著者名:綿矢りさ(著)
出版社:河出書房新社
出版年:2007.04
ISBN :9784309408415



いやークールな筆致です。自意識過剰で取り残された女の子と、他のこと(アイドル)に夢中なようでいて冷静な観察眼を持つ少年の交錯。女の子の友達がいい奴なんでほっとしますな。
(★★★)
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2007年06月09日

村田エフェンディ滞土録


村田エフェンディ滞土録
著者名:梨木香歩(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.05
ISBN :9784043853014



「家守綺譚」にちょっと出てきた村田君のトルコ滞在記。淡々とした語り口に、主人公らの青春と一次大戦前のヨーロッパの熱気がこもります。許容の大事さが身に沁みる読後感です。
(★★★)
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2007年06月09日